■
稲川淳二様 台本
その日はみょ~うな寒さが嫌~な気分にさせる。ドアを開けようとした瞬間「そっちに行ってはダメだ!」本能がそう言ったような気がした。こわいなぁこわいなぁ仕事休みたいなぁ。いやしかし、大の大人がそんな理由で仕事を休めない。仕方なく窓から外に出る。
ゴンゴンゴン ゴンゴンゴン(シンプルに音で驚かせる)
なぁああ何だ何だ、恐い恐い恐い。気付いたらトイレにいた。ぶるぶるぶる震えているとスッと人の気配が消える。早く逃げたいが怖くて足が動かない。もうちょっと経ってからにしようと息を整えながら様子を伺う。
も~大丈夫かと外に出ようとしたその瞬間ダンダンダンダンダンダンダンダンダン(一番の山場)
ひいぃぃぃぃぃ(引き声ぎみ)
私は咄嗟にブリブリッと返事が出てしまった。
すると壁の向こうから
ブッブリュリュブッブ、ブブ、ブッ
最初は何を言っているのか分からなかったが、よぉ~く耳をすませてみる。
ブッブッブブブ、ブッ、ブリお、、、せぃ、
「「お前の所為だ」」
それは明らかに耳元で聞こえた。おそらくねぇ、その人・・・(溜めに溜める) ・・・((キメ))漏らしていたんですねぇ
稲川淳二座長
私議
催眠術師の夢を諦めきれず今回限りで辞めさせて頂きたく存じ上げます。